【調査リリース】3月8日国際女性デーに合わせて、「女性の健康とキャリア」に関する調査を発表〜多くの女性は仕事を通じて、キャリアを築いていきたいと考えている一方で、 9割以上の女性が「健康問題」が仕事に影響を与えうると回答〜

2024.03.08

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女性ひとり一人の“Well-living”を目指すプロジェクト「W society実行委員会」と、女性の生涯を通じた健康の向上に注力するグローバルヘルスケア企業の日本法人「オルガノン株式会社」(本社:東京都港区、代表取締役社長:櫻井亮太)は共同で、3月8日の国際女性デーに合わせて、従業員数200名以上、売上高100億以上の企業/団体に所属している30代〜50代の係長以上の女性ビジネスパーソン515人を対象に、「女性の健康とキャリアに関する調査」を実施しました。

 

調査サマリー

“健康問題”による仕事のパフォーマンス、生産性低下に困っている女性も多い一方で、社会・企業には女性の“健康問題” に対する理解が不足している可能性も。

  • 仕事を通じてキャリアを積んでいきたい女性は約8割(80.6%)。
  • 現在、仕事を続けていくために障害になっていることの第1位は「プライベートの事情」(24.9%)、第2位は「時間、場所の拘束」(23.1%)、第3位は「業務、待遇・福利厚生」(22.7%)。
  • 将来的に、仕事を続けていくための障害になると思われることの第1位は「プライベートの事情」(29.5%)、第2位は「身体の不調」(29.3%)、第3位は「業務、待遇・福利厚生」(26.2%)。また、現在の仕事の障害と、将来仕事の障害になると思われる数値を比較すると、最も大きな差があったのは「身体的な不調」(12.0ポイント差)。次いで、「病気や怪我」(8.7ポイント差)。
  • 9割以上(96.7%)の女性が、健康状態が仕事に影響を与えていると回答。
  • 約8割が、健康問題が仕事のパフォーマンスや生産性に影響を与えていると回答。(※過去2カ月間で健康問題が理由で仕事を休んだ経験がある女性に質問)
  • 仕事を休む理由となった健康問題の第1位は「頭痛」(37.1%)、第2位は「感染症」(25.7%)、第3位は「疲労/睡眠不足」(23.3%)。疲労/頭痛、睡眠不足など「未病領域」が原因で、仕事を休むことが多い結果に。(※過去2カ月間で健康問題が理由で仕事を休んだ経験がある女性に質問)
  • 女性が思う女性活躍推進を妨げている課題の第1位は「古い体質・社風」(49.7%)、第2位は「プライベートとの両立への理解のなさ」(40.8%)、第3位は「女性のロールモデルの不在」(36.9%)。一方で、「健康問題への理解のなさ」(26.0%)は、上位3項目と比べると低いものの、4人に1人が組織として取り組むべき課題と認識。
  • 約7割の女性が、職場で気軽に健康問題について話せると回答。
  • 約6割の女性が、会社は健康問題に対して十分なサポートを提供していると回答。
  • 約7割の女性が、今の会社に満足していると回答。
  • 「会社への満足度」と「健康問題を気軽に話せる」の2つの間には正の相関が見られる。
  • 「会社への満足度」と「健康問題へのサポート満足度」の2つの間には正の相関が見られる。

 

調査の目的

人生100年時代や、VUCA※の到来、深刻化する人手不足の問題などにより、女性をとりまく「働く」環境は目まぐるしく変化しています。この変化の中で、女性の社会進出が加速し、現在では女性のシニアリーダーが増加しています。しかし、より女性が社会で活躍するためには、彼女たちが直面する健康上の問題や、キャリアの障害についての理解が必要不可欠となっています。特に、女性がシニアリーダーとして活躍するには、ストレス、健康問題、ワーク・ライフ・バランスの調整など、さまざまな問題に直面することがあります。

一方で、これらの問題に対する国や企業からの具体的な対策や支援が不足しているのが現状です。そのため、女性の健康とキャリアの関係を明らかにし、社会・企業が女性のシニアリーダーをサポート・育成するための施策を検討するための基盤を築くことが必要となっています。

このような背景から、女性の健康とキャリアを支援するプロジェクト「W society実行委員会」と、女性の健康課題に注力するグローバルヘルスケア企業の日本法人「オルガノン株式会社」が共同で、女性の健康とキャリアをテーマに調査を実施しました。本調査の目的は、女性のシニアリーダーを育成していく上での健康面の障害を明らかにし、企業が女性のキャリアを支援するための具体的な施策を提言することです。我々は、女性の健康とキャリアの関係についての理解を促進し、より包括的で効果的な支援策を検討いただくための材料を提供することを目指しています。女性が健康な状態で活躍できる環境を整えるために、この調査が役立つことを期待しています。

 

「女性の健康とキャリアに関する調査 」調査概要

■実施時期:2024年2月20日(火)~ 2月22日(木)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:日本国内の従業員数200名以上、売上高100億円以上の企業/団体に所属している
30代〜50代の係長以上の女性ビジネスパーソン515人

■調査機関:マクロミルケアネット
★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

【資料全文】こちらからダウンロードいただけます
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000086882.html

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